心理学用語や心理学を活かせる仕事を解説

赤ちゃんの運動発達(生後11ヶ月)

生後11ヶ月

生後11ヶ月の赤ちゃんがとれる姿勢と動き

健常な発達を遂げている生後11ヶ月の赤ちゃんは、以下のような姿勢をとることができます。

  • 背臥位(仰向け)
  • 腹臥位(うつ伏せ)
  • 四つん這い
  • 座位(お座り)
  • 膝立ち
  • 立位(立つ)

生後10ヶ月頃と大きな差はありませんが、各姿勢における安定度が増し、また、よりスムースに姿勢を変えられるようになっていきます。

生後10ヶ月頃と同じく、起きている間に仰向けやうつ伏せの姿勢で遊ぶ時間は少なく、手足や身体を自在に動かして、頻繁に姿勢を変えたり移動したりします。

生後11ヶ月の赤ちゃんは、四つん這い、お座り、膝立ち、立つ姿勢で以下のようなことができます。

  • 四つん這い:ハイハイや高這いで移動する、ハイハイで階段を上る、お座り姿勢に移るなど
  • お座り:胡坐、お姉さん座り、女の子座り、横や後ろを向く、遠くのおもちゃに手を伸ばす、四つん這い姿勢に移るなど
  • 膝立ち:片膝立ち、両膝立ち、立ち上がるなど
  • 立つ:支えなしで立つ、横向けの伝い歩き、壁伝いに歩く、手押し車で遊ぶなど

以下、生後11ヶ月の赤ちゃんに見られる、標準的な運動機能について解説します。

ハイハイで階段を上る

赤ちゃんは、生後10ヶ月頃までは、同じ側の足を段差にかけて段差や階段を一段ずつ上ります。

生後11頃になると、身体の重心移動が上手になるために、足を交互に段差にかけて上ることができるようになります。

例えば、右側の手と膝に体重をかけて、左側の足を段差にかけて一段上り、今度は、左側の手と膝に体重をかけて、右側の足を段差にかけて一段上ることが可能になります。

ただし、よじ登ったところから降りるのは生後11ヶ月でも難しく、また、後ろを振り返った拍子に下に転落することもあるため、見守りが必要です。

伝い歩き(横向きと壁伝い)

赤ちゃんは、生後10ヶ月頃までは、床に対して平行な面(テーブルやイスの座面など)に掴まり、身体を横にひねって進行方向や斜めに向けて伝い歩きをしていました。

生後11ヶ月頃になると、身体をテーブルなどの方に向けたまま、いわゆる「カニさん歩き(横歩き)」で移動できるようになります。

また、床に対して垂直な面(壁など)に触れながら伝い歩きすることも覚え、立った歩くことができる範囲が広がります。

支えがなくても立っていられる(一人立ち)

生後10ヶ月頃までの赤ちゃんは、何かにつかまって立つことはできたものの、つかまる物がなくなるとバランスを崩していました。

生後11ヶ月頃になると、つかまったり支えたりする物がなくても、立っていられるようになってきます。

最初は、つかまり立ちの状態からおそるおそる片手を離し、安全なのを確認してからもう片方の手も離します。

この時期の一人立ちは、両足をがに股に開き、両腕でうまくバランスをとっています。

慣れてくると、足の幅が少し狭くなり、軽い物なら立ったまま掴んで操作することも可能になります。

また、立った状態で左右や後ろを振り向くことを覚える赤ちゃんも出てきます。

ただし、急にバランスを崩して転倒したりよろめいたりすることがあるため、見守りは必要です。

初歩(一人歩き)

支えなしで立っていられるようになった赤ちゃんは、直立した状態で身体を左右や後ろに向けてみたり、足を動かしてみたりします。

それから、両手を上に挙げ、上半身を前に傾けながら片足を出します。

これが初歩です。

慣れてくると、まず身体を前に傾けながら一歩踏み出し、足を出したことで身体が傾いた方向にもう一歩を踏み出して、さらにもう一歩と続けて歩きます。

バランスを崩すと両足と腰を曲げ、両手を床につけて四つん這いの姿勢になりますが、失敗して頭から床に落ちることもあります。

なお、一人歩きを始める標準的な時期は生後1歳前後です。

あくまで生後11ヶ月でも歩き始める赤ちゃんもいるという意味で掲載しています。

手押し車で遊ぶ

立った状態で手押し車を押して遊べるようになります。

生後10ヶ月頃までは、手押し車が動き始めるとバランスを崩して膝をついたり、身体が前のめりになって転んだりしがちでした。

また、失敗を重ねるうちに立って押すのが怖くなり、膝立ちの状態で手押し車をゆっくり押す赤ちゃんもいました。

生後11ヶ月頃になると、手押し車が動く速度に合わせて足を動かすことができるようになっていきます。

ただし、生後11ヶ月頃から手押し車で遊び始めた場合は、慣れるまでは手押し車のスピードについていけず転ぶことも多いため、安全面の配慮は欠かせません。

まとめ

生後11ヶ月の赤ちゃんが取れる姿勢

生後11ヶ月の赤ちゃんがとれる主な姿勢は、背臥位(仰向け)、腹臥位(うつ伏せ)、四つん這い、座位(お座り)、膝立ち、立位(立つ)

各姿勢でバリエーション豊かな動きを見せ、自由に姿勢を変えることができる

 

  • ハイハイで階段を上る
  • 伝い歩き(横向きと壁伝い)
  • 支えがなくても立っていられる(一人立ち)
  • 初歩(一人歩き)
  • 手押し車で遊ぶ