赤ちゃんの運動発達(生後9ヶ月)

生後9ヶ月

生後9ヶ月の赤ちゃんがとれる姿勢

生後9ヶ月の赤ちゃんがとれる主な姿勢は、以下の6つです。

  • 背臥位(仰向け)
  • 腹臥位(うつ伏せ)
  • 四つん這い
  • 座位(お座り)
  • 膝立ち
  • 立位(立つ)

仰向けとうつ伏せは赤ちゃんの基本姿勢ですが、生後9ヶ月頃の運動機能の発達を確認する上での重要度は低いため、この記事では割愛します。

一方で、四つん這い、お座り(座位)、膝立ち、立つ(立位)は、運動機能の発達を見る上で重要な姿勢です。

生後9ヶ月頃には各姿勢のバリエーションが増え、よじ登りや伝い歩きなど新しい動きを覚えることにもつながります。

四つん這い

生後9ヶ月の赤ちゃんは、四つん這い姿勢で素早く移動したり、身体の方向を変えたりできるようになります。

ハイハイの速度調節や方向転換ができる

赤ちゃんは、生後7~8ヶ月頃にハイハイを覚えると、部屋の中を縦横無尽に動き回ります。

生後9ヶ月にはハイハイの動きに慣れ、移動の速度を調節したり、方向転換したりできるようになります。

四つん這いからお座りに姿勢を変える

四つん這い姿勢から、片膝を曲げてゆっくりと重心を移し、身体を後ろに下げながらお座り姿勢になります。

生後8ヶ月頃の赤ちゃんも同じ動きができますが、よりスムースに姿勢を変えることができます。

高這いを覚える

生後9ヶ月頃には、四つん這いの状態から両足の裏を床につけてお尻を浮かし、その状態で歩く「高這い」を覚えます。

高這いとは、両手と両足を床につけて身体を持ち上げ、両手とつま先で床を押したり蹴ったりして身体を移動させる動きです。

ズリバイは主に両腕を動かし、ハイハイは両手と両膝を動かして移動しますが、高這いはハイハイの状態からさらに膝を浮かせ、両手と両足を交互に動かして移動します。

高這いは、ハイハイ以上に両足と上半身を連動させる必要があり、ハイハイを始めてから一人歩きを始めるまでの間に見られることが多い移動方法です。

ただし、高這いをせず、いきなり一人歩きを始める赤ちゃんもいます。

座位(お座り)

お座りの姿勢は、生後8ヶ月頃よりバリエーションが豊富になります。

お座りのバリエーションが増える

生後8ヶ月頃の赤ちゃんは、胡坐(あぐら)をかく、片足だけ前に伸ばす、両足を外側に投げ出すなどのお座り姿勢を覚えます。

生後9ヶ月頃になると、割座や横座りを覚えます。

MEMO
  • 割座(女の子座り):正座の状態から、両足を外側に出してお尻を地面につける座り方
  • 横座り(お姉さん座り):正座の状態から、両足を左右どちらかに出してお尻を地面につける座り方

お座りから左右や後ろを向く

生後9ヶ月頃には、お座りが安定し、横座りした状態で近くのおもちゃを掴んだり、両足を伸ばしてお座りした状態から後ろを振り返ったりできるようになります。

また、下を向いて両手でおもちゃを操作したり、手が届かないところに置かれたおもちゃにも手を伸ばしたりします。

このように、動きやすいように自由に姿勢を変えられるようになるのが、生後9ヶ月頃の赤ちゃんの特徴です。

膝立ち

生後8ヶ月頃の赤ちゃんは、周囲の大人や子どもが立って歩く様子や高い場所への興味から、立ち上がろうとするようになり、まず膝立ちを覚えます。

両膝立ちで遊ぶ

生後9ヶ月の赤ちゃんは、両膝立ちのまま遊ぶことがあります。

もうひと頑張りすれば立ち上がることができるのですが、両膝立ちしたときの視線や手の位置が遊ぶのにちょうど良いと感じると、立ち上がらず両膝立ちの姿勢を維持します。

片膝立ちの姿勢で遊ぶ

片膝立ちの姿勢で遊ぶこともあります。

ただし、両膝立ちにと比較するとバランスがとりにくいため、片手は何かにつかまり、もう片方の手でおもちゃなどを掴んで遊ぶことが多いものです。

よじ登りを覚える

生後9ヶ月~10ヶ月頃の赤ちゃんは、段差や階段をよじ登るようになります。

両手を段差につき、両手に体重をかけながら片足を段差にかけて、もう一方の足で床を蹴って登ります。

ただし、よじ登ることはできても、よじ登った場所から降りることはできません。

また、よじ登ろうとして手や足を滑らせ、頭を打ったり、段差の下に落ちたりする危険もあるため、見守りが必要です。

立位(立つ)

生後9ヶ月の赤ちゃんは、テーブルやイスなどの縁(ふち)につかまって立ち上がり、縁に沿って伝い歩きを始めます。

伝い歩きを覚える

赤ちゃんは、生後8ヶ月頃につかまり立ちを覚えますが、覚えたての頃は立っているのがやっとです。

生後9ヶ月頃になると、つかまり立ちに慣れてきて、片手をテーブルの上に伸ばしたり、足を一歩二歩と横に移動させたりするようになり、伝い歩きを覚えていきます。

伝い歩きは、テーブルなどの縁に沿って歩くところから始まり、少しずつ片手で縁を持って前を向いて歩くように変化します。

伝い歩きに慣れてくれば、一人歩きまであと一歩です。

ただし、つかまり立ちにしても伝い歩きにしても、乳児期の赤ちゃんにとっては立つ姿勢でバランスを維持するのは難しいものです。

そのため、大人なら気にならない段差や物につまづいたり、大きな物音に驚いたりして簡単に転びます。

立った状態は、頭と床の位置が離れているため、転んだだけでも大怪我になることがあります。

赤ちゃんがつかまり立ちや伝い歩きを覚えたての頃は、常に傍で見守り、転びそうになったら支えてあげなければなりません。

赤ちゃんの傍を離れる必要がある場合は、ベビーサークルへ入れるなどして怪我をしにくい環境にしておくことが大切です。

大人の手や指を持って歩く

生後9ヶ月頃になると、立った状態で、大人の手や指を持ってバランスを保ちながら歩くことができるようになります。

バランスが良いとは言えず、両足をしっかり伸ばした状態を維持することは難しいですが、足を交互に出し、足の裏をしっかり床につけて歩きます。

慣れないうちは、大人の手や指にぶら下がるような姿勢になることもあります。

まとめ

生後9ヶ月の赤ちゃんが取れる姿勢

生後9ヶ月の赤ちゃんの運動機能の発達は、四つん這い、座位(お座り)、膝立ち、立位(立つ)をとらせたときの動きなどで確認

四つん這い
  • ハイハイの速度調節や方向転換ができる
  • 四つん這いからお座りに姿勢を変える
  • 高這いを覚える
座位(お座り)
  • お座りのバリエーションが増える
  • お座りから左右や後ろを向く
膝立ち
  • 両膝立ちで遊ぶ
  • 片膝立ちの姿勢で遊ぶ
  • よじ登りを覚える
立位(立つ)
  • 伝い歩きを覚える
  • 大人の手や指を持って歩く