心理学の世界にコロがりこもう!

公認心理師試験のブループリントとは?出題基準との関係は?

公認心理師試験 ブループリント

公認心理師試験のブループリント(公認心理師試験設計表)とは

公認心理師試験のブループリントとは、「公認心理師試験出題基準の各大項目の出題割合を示したもの(日本心理研修センターの説明を引用)」です。

出題基準について理解しないと分かりにくい説明なので、出題基準についても触れておきます。

公認心理師試験出題基準とは

公認心理師試験出題基準とは、「公認心理師試験の範囲とレベルを項目によって整理したものであり、試験委員が出題に際して準拠する基準である。(日本心理研修センターの説明を引用)」です。

つまり、公認心理師試験を作成する人が「どの範囲で出題するか、どれくらいの難易度にするか」を決める上で指標となるのが出題基準です。

日本心理研修センターは、出題基準の基本的な考え方を「全体を通じて、公認心理師としての業務を行うために必要な知識及び技能の到達度を確認することに主眼を置いています。」と説明しています。

出題基準の項目

出題基準は、大項目、中項目、小項目に分類されています。

大項目公認心理師カリキュラム等検討会」の報告書(平成29年5月31日)記載の到達目標に関する項目(一部改変あり)
中項目上記項目の下位項目(一部改変あり)
小項目中項目の概念・用語の例を具体的に記載して出題テーマを明確化

簡単に言うと、大項目は「公認心理師のカリキュラムの到達目標」、中項目は「大項目を細分化したもの」、小項目は「中項目をさらに明確化したもの」です。

なお、実際の試験では、出題基準記載事項に限定されず、法律や政省令などの規定事項、厚生労働白書などの公刊物記載事項などからも出題されます。

MEMO

第1回試験と第2回試験の出題基準では、小項目のキーワードの名称が変わったり、キーワードが項目を移動したりしています。

個人で去年との比較表を作成している人はいますが、公表されたものは見当たりません。

公認心理師試験の出題基準とは?3つの項目と第2回の出題基準の特徴を解説

出題基準とブループリントの関係

出題基準のことが分かり、冒頭のブループリントの説明も理解しやすくなったでしょうか。

出題基準は「試験の範囲とレベルを項目整理したもの」であり、ブループリントは「出題基準の各大項目の出題割合を示したもの」です。

つまり、公認心理師試験の問題の「範囲とレベルを決める基準」となるのが出題基準、出題基準の大項目ごとに「出題割合を決める基準」となるのがブループリントです。

公認心理師試験では、ブループリントに基づいて、「心理職に対するニーズが高まっている近年の状況を踏まえ、社会変化に伴う国民の心の健康の保持増進に必要な分野を含めた幅広い分野から出題するほか、頻度や緊急性の高い分野についても優先的に出題(日本心理研修センターの説明を引用)」されています。

なお、出題割合の記載がない中項目と小項目については、試験委員会の判断で出題されることになります。

ブループリントが「公認心理師試験設計表」とも呼ばれるのは、こうした性質を持った書面だからです。

MEMO

出題基準とブループリントは混同されがちですが、別物です。

【無料】心理カウンセラー講座の資料請求

ブループリント(公認心理師試験設計表)

ブループリント(公認心理師試験設計表)の内容は、以下のとおりです。

到達目標(目安)出題割合
① 公認心理師としての職責の自覚約9%
② 問題解決能力と生涯学習
③ 多職種連携・地域連携
④ 心理学・臨床心理学の全体像約3%
⑤ 心理学における研究約2%
⑥ 心理学に関する実験約2%
⑦ 知覚及び認知約2%
⑧ 学習及び言語約2%
⑨ 感情及び人格約2%
⑩ 脳・神経の働き約2%
⑪ 社会及び集団に関する心理学約2%
⑫ 発達約5%
⑬ 障害者(児)の心理学約3%
⑭ 心理状態の観察及び結果の分析約8%
⑮ 心理に関する支援(相談、助言、指導その他の援助)約6%
⑯ 健康・医療に関する心理学約9%
⑰ 福祉に関する心理学約9%
⑱ 教育に関する心理学約9%
⑲ 司法・犯罪に関する心理学約5%
⑳ 産業・組織に関する心理学約5%
㉑ 人体の構造と機能及び疾病約4%
㉒ 精神疾患とその治療約5%
㉓ 公認心理師に関係する制度約6%
㉔その他(心の健康教育に関する事項等)約2%

出典:公認心理師試験出題基準平成30年版|一般財団法人日本心理研修センター

大学や大学院で履修する科目の内容を浅く広く含む内容となっています。

公認心理師試験の対策では、出題基準で出題範囲を確認してテキストや参考書、問題集を選び、ブループリントの出題割合を確認して重点的に勉強する分野を決めていくのが効率的です。

公認心理師試験対策については、「公認心理師の試験対策で役立つ参考書やテキストと予備校や対策講座受講の要否」で詳しく解説しています。

MEMO

ブループリントは、3月中旬頃に日本心理研修センターが公表しています。

【無料】心理カウンセラー講座の資料請求

まとめ

公認心理師試験のブループリントとは

公認心理師試験出題基準に整理された大項目ごとに出題割合を示したもの

出題基準:試験の範囲や難易度を項目ごとに整理したもの(試験委員は出題基準に準拠して問題を作成)

ブループリント(公認心理師試験設計表)

本文記載のとおり

【参考】

  • 公認心理師試験出題基準平成30年版|一般財団法人日本心理研修センター