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キャリア・コンサルティング技能士とは?1級と2級試験の難易度、合格率は?

キャリア・コンサルティング技能士

キャリア・コンサルティング技能士とは

キャリア・コンサルティング技能士とは、厚生労働大臣が指定した特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会(以下「協会」という。)が実施する技能検定で、キャリアコンサルティングに関する国家検定です。

また、同試験に合格した人を指すこともあります。

国家資格であるキャリアコンサルタントの上位資格として設定された資格であり、キャリアコンサルタントの中でも知識や技能、経験と実績を併せ持つ一部の人のみ取得が認められています。

MEMO

技能検定とは、労働者が持つ技能の程度を検定して公証する国家検定制度です。

 

職業能力開発促進法に基づき、労働者の技能と地位の向上を図る目的で実施されており、検定合格者は「技能士」を名乗ることができます。

キャリアコンサルタント資格とは違う

キャリアコンサルタントには、キャリアコンサルタント資格という国家資格もありますが、キャリア・コンサルティング技能士とは異なる資格です。

キャリアコンサルタントは、「キャリア形成の専門家」として働くために必要な資格です。

名称独占資格であり、資格がないとキャリアコンサルタントを名乗ることはできません。

一方で、キャリア・コンサルティング技能士は、キャリアコンサルタントの仕事に必要な高度なスキルを修得したことを証明する資格です。

キャリアコンサルタントとして高いスキルがあることを証明するもので、現役のコンサルタントがステップアップを目的として受験するケースた多くなっています。

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キャリア・コンサルティング技能士の表示

検定試験に合格すると、キャリア・コンサルティング技能士を名乗ることができるようになります。

ただし、「1級キャリア・コンサルティング技能士」、「2級キャリア・コンサルティング技能士」と等級を明示しなければなりません。

キャリア・コンサルティング技能士の1級と2級

キャリア・コンサルティング技能士には、1級と2級の2つの級が設定されており、合格すると技能士を名乗ることができるようになります。

厚生労働省は、2016年にキャリアコンサルタントを国家資格化し、キャリアコンサルタントのレベルを4段階に区分しました。

  • レベル1:導入レベル
  • レベル2:標準レベル
  • レベル3:熟練レベル
  • レベル4:指導レベル

キャリア・コンサルティング2級が熟練レベル、1級が指導レベルに位置づけられており、キャリアコンサルティングの高度なスキルを身につけていることを証明することができます。

キャリア・コンサルティング技能士1級・2級の受験資格

キャリア・コンサルティング技能士1級と2級には、それぞれ異なる受験資格が設定されています。

受験資格
1級・キャリアコンサルタントとして10年以上の実務経験がある

・9年以上の実務経験があり、大学で検定職種に関する科目について20単位以上修得して卒業した

・9年以上の実務経験があり、標準レベルキャリア・コンサルタント養成研修と同等またはそれ以上の養成研修を受講して修了した

・8年以上の実務経験があり、大学院において検定職種に関する科目について8単位以上修得して修了した

・8年以上の実務経験があり、標準レベルキャリア・コンサルタントである

・キャリア・コンサルティング技能士2級に合格した後、3年以上の実務経験がある

2級・キャリアコンサルタントとして5年以上の実務経験がある

・4年以上の実務経験があり、大学において検定職種に関する科目について20単位以上修得して卒業した

・4年以上の実務経験があり、標準レベルキャリア・コンサルタント養成研修と同等またはそれ以上の養成研修を受講して修了した

・3年以上の実務経験があり、大学院において検定職種に関する科目について8単位以上修得し修了した

・3年以上の実務経験があり、標準レベルキャリア・コンサルタントである

実務経験が必須

キャリア・コンサルティング技能士は、キャリアコンサルタントとしての技能レベルを検定するものであり、実務経験が必須です。

2級を受験する場合でも、少なくとも3年以上の実務経験が必要になります。

キャリア・コンサルティング技能士試験

キャリア・コンサルティング技能士試験は、学科試験と実技試験で構成されており、各試験を単独で受験することもできます。

学科試験と実技試験のいずれか一方のみ合格した場合、一部合格証書が発行されます。

合格した試験については、合格した年度の翌々年度まで当該試験が免除されることになります。

項目内容
実施団体特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会
実施日時【1級】

1年に1回

【2級】

1年に2回

出題形式【1級】

学科試験:四肢択一のマークシート方式(50問、100分)

実技試験(論述):1ケース(論述式、60分)

実技試験(面接):1ケース(ロールプレイ20分、口頭試問10分)

【2級】

学科試験:四肢択一のマークシート方式(50問、100分)

実技試験(論述):2ケース(論述式、120分)

実技試験(面接):1ケース(ロールプレイ30分、口頭試問10分)

試験科目1.キャリア・コンサルティングの社会的意義

1-1.社会・経済的な動向とキャリア形成支援の必要性の認識

1-2.キャリア・コンサルティングの役割の理解

1 -3.キャリア・コンサルティングを担う者の活動範囲と義務

2.相談実施等に係る諸理論及び諸制度

2-1.キャリアに関連する理論の理解

2-2.カウンセリングに関連する理論の理解

2-3.自己理解に関する理解

2-4.仕事・職業に関する理解

2-5.職業能力開発に関する理解

2-6.雇用管理(人事管理・労務管理)に関する理解

2-7.労働市場等に関する理解

2-8.労働法規、社会保障制度等に関する理解

2-9.メンタルヘルスに関する理解

2-10.ライフステージ、発達課題に関する理解

2-11.転機に関する理解

2-12.相談者の類型的・個人的特性に関する理解

3.相談実施技法

3-1.基本的スキル

3-2.相談実施過程において必要なスキル

4.相談実施の包括的な推進と効果的な実施能力

4-1.キャリア形成、キャリア・コンサルティングに関する教育、普及活動

4-2.環境への働きかけの認識と実践

4-3.ネットワークの認識と実践

4-4.自己研鑽・スーパービジョン

4-5.キャリア形成支援者としての姿勢

合格基準【1級・2級】

・学科試験:100点中70点以上

・実技試験:100点中60点以上

受験費用【1級・2級】

・学科試験:8,900円

・実技試験:29,900円

難易度

キャリア・コンサルティング技能士試験は、心理系・産業系資格の中でも難関資格の部類に入ります。

キャリアコンサルタント資格(国家資格)と比較しても相当に難易度が高く、合格するにはキャリアコンサルタントとしての高度な知識や技能が要求されます。

合格率

一般的な検定試験や資格試験と同じく、合格率は回を追うごとに少しずつ下がってきています。

特に、国家資格のキャリアコンサルタント資格が創設された後は、さらに難易度が高くなっていると言えます。

2級キャリア・コンサルティング技能士試験の合格率の推移は、以下のとおりです。

合格率
学科実技
第1回後期17.24%51.36%
第2回前期21.95%なし
第3回後期23.30%45.20%
第4回前期24.96%なし
第5回後期25.51%27.88%
第6回前期23.30%なし
第7回後期26.10%29.98%
第8回前期31.65%なし
第9回後期24.95%54.32%
第10回前期22.44%なし
第11回後期20.60%64.49%
第12回前期17.22%なし
第13回後期18.98%58.85%
第14回前期17.56%53.32%
第15回後期18.83%48.94%
第16回前期16.45%73.65%
第17回後期15.27%62.70%
第18回前期13.58%59.84%
第19回後期15.03%51.68%
第20回前期15.47%80.89%
第21回後期12.05%64.14%

また、1級の合格率は、以下のとおりです。

合格率
学科実技
第7回試験29.14%5.52%
第8回試験61.67%3.62%

キャリア・コンサルティング技能士の就職先と仕事内容

キャリア・コンサルティング技能士は、すでにキャリアコンサルタントとして実務経験のある人が受検する試験です。

取得後は、それまでと同じ職場で働くか、好待遇の企業に転職するか、独立開業するという選択があります。

就職先仕事内容
人材派遣会社・転職支援会社・利用者のキャリア相談に応じ、派遣先や転職先の選択・マッチング

・就職後のフォロー

一般企業・従業員のキャリア相談

・キャリア形成のアドバイス

・企業内カウンセラー

・就職・転職支援

公的機関・ハローワークで就職支援
教育機関・大学などで就職支援
独立開業・開業し、企業などから依頼を受けてキャリアコンサルティングや講演活動

キャリア・コンサルティング技能士の口コミ

40代男性

キャリアコンサルタントは「キャリア形成の専門家」ですが、キャリア・コンサルティング技能士の資格を取得すれば、その中でもプロフェッショナルであることを証明できる資格です。

資格取得の難易度は相当に高いですが、取得すればそれだけ周囲から評価され、待遇も向上します。

30代女性

2級は2回目、1級は3度目の受検で合格しました。

資格取得までに払った時間と労力は計り知れませんが、それを補って余りあるだけの待遇改善があり、取得して良かったと思っています。

30代男性

キャリアコンサルタントとして独立開業後に取得しました。

取得直後はそれほど影響がありませんでしたが、徐々に利用者の数が増え、有名な企業様からも依頼を受けるようになりました。

キャリアコンサルタントとして成功したいなら挑戦すべき資格だと思います。

50代女性

2級は独学で合格しましたが、これ以上は限界だと思い、1級については対策講座を受講しました。

仕事や家事育児で忙しい中、効率的に学習することができたので、講座受講は正解だったと思っています。

費用はかかりますが、キャリアコンサルティングのプロとして認められるために重要な資格なので、キャリアコンサルタントの仕事を続けるなら損はしないはずです。

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こんな人におすすめ

  • キャリアコンサルタントとしてステップアップしたい人

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まとめ

キャリア・コンサルティング技能士とは

特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会(以下「協会」という。)が実施する技能検定

キャリアコンサルティングに関する国家検定

キャリア・コンサルティング技能士の1級と2級

いずれも難関資格

キャリア・コンサルティング技能士1級・2級の受験資格

いずれも実務経験が必要

キャリア・コンサルティング技能士試験

本文記載のとおり

キャリア・コンサルティング技能士の就職先と仕事内容
  • 人材派遣会社・転職支援会社
  • 企業
  • 公的機関
  • 教育機関
  • 独立
キャリア・コンサルティング技能士の口コミ

本文記載のとおり

こんな人におすすめ

本文記載のとおり