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公認心理師のテキスト・予想問題集・参考書のおすすめ!予備校や対策講座は必要か?

公認心理師試験 試験対策

前置き

公認心理師試験は新しい資格なので、「どのように勉強して良いか分からない。」、「試験対策情報が少なくて困る。」という人が少なくありません。

そこでこの記事では、公認心理師試験の概要を確認した上で、私(第1回公認心理師試験合格)が公認心理師の試験対策として意識した内容について書いていきます。

注意

試験対策は、個人によって取り組み方や適した方法が大きく異なります。

この記事の内容はあくまで私の個人的な試験対策であり、予備校や学習塾のように万人受けする内容ではありません。

公認心理師試験合格者の一人の考えとして、参考程度に読むようにしてください。

公認心理師試験の概要

公認心理師の試験対策をする前提として、第1回試験の内容のおさらいと第2回試験の情報を確認しておきましょう。

第1回公認心理師試験の内容

出題形式全問4択または5択のマークシート
試験時間午前120分、午後120分の合計240分
問題数154問

問題の内訳:一般問題が116問、事例問題が38問

午前:一般問題が58問、事例問題が19問

午後:一般問題が58問、事例問題が19問

配点一般問題が1問1点、事例問題が1問3点(230点満点)

配点の内訳:一般問題が116点満点、事例問題が114点満点

午前午後の配点比率:午前午後ともに115点満点

合格基準総得点の60%以上(138点/230点以上)
合格率79.6%
MEMO

事例問題の配点の高さが批判されており、第2回試験以降は配点や問題数が変更される可能性があります。

例えば、一般問題と事例問題に基準点を設定する、事例問題の配点を下げる、両問題の問題数を調整するなどが考えられます。

公認心理師カリキュラム等検討会報告書で、「全体の正答率は60%程度以上を基準とする。基本的能力を主題とする問題の正答率は、試験の実施状況を踏まえ、将来的に基準となる正答率を定める」と記載されており、基準点が設定される可能性が高いように思います。

第2回公認心理師試験の情報

受験の手引きの請求受付3月中旬から(受付中)
受験申込期間4月17日()から5月17日(金)(消印有効)まで
受験票交付7月12日(金)に投函
試験地北海道,宮城県,東京都,愛知県,大阪府,岡山県,福岡県
試験範囲公認心理師として具有すべき知識及び技能
出題基準ブループリント参照
試験時間【午前】

10:00~12:00

【午後】

13:30~15:30

※弱視等受験者は時間が1.3倍

※点字等受験者は時間が1.5倍

試験日8月4日(日)
合格発表9月13日(金)
MEMO

第1回公認心理師試験の合格発表が11月30日(試験日は9月9日)だったことを考えると、大幅に短縮されています。

公認心理師試験の試験対策

公認心理師が試験対策として重視したのはテキスト・参考書選びと、自分に馴染んだインプット・アウトプットを繰り返すことです。

テキストと参考書

どんな試験でもテキストや参考書選びは重要です。

公認心理師試験は新しい試験なので、定番と呼べるテキストや参考書はまだありませんが、学生時代の友人知人や職場の同僚で情報共有して役立ちそうな書籍を選びました。

私が選んだのは以下のテキストや参考書です。

公認心理師必携テキスト

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  • 編 集:福島哲夫
  • 出版社:学研プラス
  • 定 価:4,860円(税込)

まず、公認心理師の出題基準であるブループリント(公認心理師試験設計表)の全キーワードに対応しており、試験範囲の知識を広く浅く仕入れるのに役立ちました。

事例問題も収録されており、過去問のない状態で事例問題の出題・回答方法のイメージをつかむのに重宝しました。

また、付録にブループリントのキーワードと本書のページ番号が併記されており、キーワードの内容を本文で確認するという作業が簡単にできました。

読破した後は、「出題基準のキーワードは一通りおさえたぞ。」という気持ちになれたので、心理的にも良い効果があったと思います。

ただし、気になる点も多かったです。

  • 情報量が多すぎてポイントが分かりにくい
  • 付録の索引が不十分(著名な用語でも載っていないことがある)
  • 文字が小さくて疲れる

公認心理師現任者講習会テキスト

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公認心理師現任者講習会テキスト[2019年版] [ 一般財団法人 日本心理研修センター ]
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  • 監 修:一般財団法人日本心理研修センター
  • 出版社:金剛出版
  • 定 価:本体3,800円+税(税込4,104円)

区分Gで受験したので、講習に参加するために公認心理師現任者講習会テキストを購入しました。

あくまで現任者講習会用のテキストであり、講習会のプログラムに沿った内容ですが、必携テキストと同じく公認心理師試験の概要をつかむのに役立ちました。

ただし、必携テキストと比較するとページ数が少なく内容が薄いので、これだけでは物足りなさがあり、他のテキストや参考書と合わせて読むのが良いと思います。

なお、私が購入したのは2018年版ですが、2019年4月現在、2019年版が発売されています。

MEMO

「現任者講習会のテキストなら、試験対策になるはずだ。」と思っている受験者が少なからずいます。

しかし、日本心理研修センターは、現任者講習会について「この講習会は公認心理師試験対策に特化した講習会ではありません。」と明らかにしています。

同講習会で使用されるテキストもまた、試験対策に特化されたものでないことは自明です。

公認心理師試験 これ1冊で!最後の肢別ドリル 2018年 08 月号 [雑誌]: ハイローヤー 増刊

  • 出版社:辰巳法律事務所
  • 著 者:2,484円

第1回公認心理師試験前に販売された唯一の問題集で、出題範囲が広くカバーされていたため、購入しました。

一問一答形式の問題集で、解説がコンパクトにまとめられていて理解しやすやすかったです。

ただし、結果論ですが、実際の試験で出題された問題の方が難しかったため、役に立ったかと言われれば微妙なところがあります。

また、出題傾向などが分からない状況で販売された問題集であり、現在はより良い問題集がいくつも販売されているため、購入するかどうかは内容を確認した上で慎重に検討してください。

第2回試験の勉強中の人に話を聞くと、「一発合格! 公認心理師対策テキスト&予想問題集」が使いやすいという声が多いようです。

’18-’19年版 臨床心理士試験徹底対策テキスト&予想問題集

  • 著 者:心理学専門校ファイブアカデミー
  • 出版社:ナツメ社
  • 定 価:2,484円

臨床心理士試験の対策テキストと予想問題集がまとめて収録された書籍です。

指定大学院受験勉強講座や臨床心理士資格試験必勝講座など心理学専門の講座を開催しているスクールが出しており、公認心理士の試験対策としても使えました。

現在は、同じスクールが出している「一発合格! 公認心理師対策テキスト&予想問題集」の方が使い勝手が良いようですが、第1回試験時は十分役に立ちました。

MEMO

追記

サイトで触れた以上は見ておきたいと思い、「一発合格! 公認心理師対策テキスト&予想問題集」を購入しました。

ファイブアカデミーが第1回公認心理師試験を踏まえて作成したもので、テキストは必要十分、問題集も「これは本当に出るかも」と思う内容が多かったです。

ただし、情報量を考えると、これ一冊だけで試験に臨むのは不安があるので、テキストと問題集をもう1冊ずつは購入しておきたいというのが個人的な感想です。

 

インプットとアウトプット

インプットは、テキストや参考書を読み込んで内容を理解し、覚える作業を繰り返しました。

出勤中や帰宅途中の電車の中でテキストを読み、帰宅後は子どもを寝かしつけた後にテキストを読み込み、気になったところを他の書籍やネットで調べたり、書き出したりしました。

一方のアウトプットは、問題集を何度も解くことに加え、同僚と事例検討を重ねたり、心理学用語の口頭説明をし合ったりしていました。

思い返すと、高校や大学の受験勉強とほとんど変わらない方法です。

オーソドックスですが、体に染みついた勉強方法だからこそ無理なく、楽しんで続けることができたように思います。

また、身近に公認心理士を受験する同僚や友人がたくさんおり、試験当日までモチベーションを維持していられたことも合格の要因でしょう。

予備校や試験対策講座は必要か(独学は可能か)

結論から言うと、独学は可能です。

心理学について大学や大学院で勉強するか、実務経験を積む中で心理学の知見を習得した人であれば、試験勉強にじっくり取り組めば独学で合格することはできるはずです。

しかし、心理学を十分に勉強した経験がない人は、試験勉強に相当な時間と労力をかけて取り組まないと合格するのは難しいでしょう。

マークシート方式ではありますが試験範囲は非常に広く、いかに実務経験が豊富でも、現任者講習会を受講したり片手間に勉強したりする程度で合格できる試験ではありません。

そのため、心理学の勉強を十分にした経験がない場合、予備校などの専門講座の受講を検討するのも一つの方法です。

2019年4月時点で開講している主な公認心理師試験対策講座は、以下のとおりです。

河合塾KALS公認心理師国家試験対策
ファイブアカデミー公認心理師資格試験対策全力講座
辰巳法律事務所公認心理師試験対策講座DVD視聴

対策講座の受講には相応の費用がかかりますし、公認心理師試験が始まって間がなく実施者も手探り状態というのが実情です。

そのため、受講するかどうかは慎重に検討して判断してください。

公認心理師とは?英語表記は?受験資格の特例措置(経過措置)はいつまで?

まとめ

公認心理師試験の概要

本文記載のとおり

公認心理師試験の試験対策
  • テキスト・参考書選び
  • インプットとアウトプット(慣れた方法がおすすめ)
予備校や試験対策講座は必要か(独学は可能か)
  • 心理学を十分に学習したことがある人の独学は可能
  • 不十分な場合は相当な努力が必要
  • 不安がある場合は公認心理師試験対策講座の受講も検討

【参考】