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心理学用語集:psycho-lo内にある心理学用語に関する記事の一覧

心理学用語

心理学用語を50音順に一覧できるようにしたページです。

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心理学用語:あ行

あ行の心理学用語です。

用語説明
アージリスの未成熟・成熟理論アージリスが提唱した、人材の人間的成長に注目した動機づけ(モチベーション)理論

マズローが提唱した欲求5段階説の根底にある「人は自己実現に向けて絶えず成長する存在である」という考え方を職場環境に当てはめた研究に基づき、職場の人材のモチベーションを向上させる方法として、報酬、地位、待遇、福利厚生など外から与えられるものよりも、自己実現を目指す力を引き出させることが有効だと主張

愛着

(attachment)

ボウルビィが提唱した、乳幼児が養育者に対して形成する絆

アタッチメントというのが一般的になってきている

アイデンティティー

(identity)

アイデンティティとは、エリクソンが提唱した概念

「自分とは何者か」という自己定義や、自分が社会の中で何を為し、どのように生きるかという自覚や存在意識

関連語:エリクソン、青年期、発達理論

アトキンソンモデル

(atkinson model)

アトキンソンが、達成動機理論において提唱したモチベーションに関するモデル

達成傾向(意欲的な行動、やる気の高さ)は、成功しようとする傾向(成功志向傾向)から失敗を避けようとする行動(失敗回避傾向)を差し引いたものと説明

達成志向傾向と失敗回避傾向のいずれも、動機、課題の困難度、課題の価値を掛け合わせたものだと主張

アンダーマイニング効果

(undermining effect)

達成感や満足感を得るために自ら取り組んでいたことが、他人から報酬を受け取ることで報酬が取り組む目的に代わり、自発的なやる気が失われる効果

専門用語を使用すると、「内発的に動機づけられた行為に、外発動機づけを行うことにより、モチベーションが低減する効果」

関連語:エンハンシング効果

一時保護

(temporary child custody)

児童の生命の安全を確保することを目的として、児童相談所長または都道府県知事などが必要と認めたときに、児童を一時保護所に入所させるなどして保護する行政処分
エコラリア

(echolalia)

他人が話した言葉をそのまま繰り返して発声すること

オウム返しともいう

例えば、「ミカンとバナナ、どっちが欲しい?」という質問に対して、「どっちが欲しい?」と回答する

言語獲得前後の自閉症スペクトラム障害(広汎性発達障害)の子供に見られることが多い

関連語:自閉症スペクトラム障害、広汎性発達障害

エビングハウスの忘却曲線

(the forgetting curve)

エビングハウスが提唱した、記憶の保持量(学習にかかる時間効率)と時間経過の関係を示した曲線

単に忘却曲線ともいう

エリクソンの心理社会的発達理論エリクソンが提唱した、発達に関する理論

人の発達が加齢に伴う生物学的な成熟や衰退だけでなく、出生から死まで生涯にわたるもので、社会との相互作用によって進むと主張

人の発達段階を8つに分類

エンハンシング効果

(enhancing effect)

他人からの褒められたり期待されたりすることで、自発的なやる気が向上するという効果

専門用語を使用すると、「言語的な外発的動機づけによって内発的動機づけが高まる効果」

関連語:アンダーマイニング効果

オペラント条件付け

(operant conditioning)

特定の刺激下で、弁別刺激、反応(オペラント行動)、強化刺激を随伴(三項随伴性)させ、反応の頻度を変容させる学習

オペラント条件付けの体系的な研究を行ったスキナーにちなみ、スキナー型条件付けともいう

関連語:ソーンダイク、古典的条件付け

心理学用語:か行

か行の心理学用語です。

用語説明
外発的動機づけ

(extrinsic motivation)

賞罰、評価、監視、義務、強制など外部からもたらされる動機づけ

行動を起こして持続する過程では、他人の賞賛や罰を恐れる気持ちなどの周囲からの刺激が大きな影響を及ぼすことになるところ、この刺激が外発的動機づけ

関連語:内発的動機づけ

鏡文字

(mirror-writing)

左右反対に書かれた文字

例えば、日本語圏では「く」を「>」、「し」を「J」と書く、英語圏では「b」を「d」、「J」を「し」と書く鏡文字がよく見られる

学習性無力感

(learned helplessness)

理由なく不快刺激にさらされ、自分では回避も抵抗もできない強いストレスに長期間さらされることで、「どうすることもできない」ことを学習し、その状況から抜け出す意欲すら失せる程度の無力感を抱いた状態

セリグマンらが犬を使った事件で証明

外言

(outer speech)

音声などを伴う外界へ向けて発せられる言語活動

外言語ともいう

関連語:内言

感覚遮断実験

(sensory deprivation)

感覚遮断状態に置かれた人に生じる影響を調査する目的で実施された実験

1950年代から1960年代にかけて盛んに行われ、感覚遮断が人の心身にもたらす影響に関する研究成果がいくつも発表される

記憶の二重貯蔵モデル

Multi Store Model of Memory

アトキンソンとシフリンが提唱した記憶に関する理論

記憶の多重貯蔵モデルともいう

人の記憶を感覚記憶、短期記憶、長期記憶に分類

帰属理論

(attribution theories)

物事の因果関係を特定の原因に求める過程(帰属過程)に関する理論の総称

「ある結果の原因を推測して判断する認知のプロセス」についての理論をまとめたもの

帰属理論を最初に提唱したのはハイダー

基本的信頼感

(basic trust)

四六時中世話をし、愛情や甘えの欲求を受容してくれる養育者への信頼感を通して、自分の存在を肯定的に捉え、外界は信頼するに足りるものだという感覚を持つこと

根拠のない自信ともいう

エリクソンが心理社会的発達理論において提唱

関連語:エリクソン、心理社会的発達理論、乳児期

キャノンバード説キャノン,W.B.が提唱してバード,P.が修正した感情の経験に関する説

中枢起源説ともいう

感覚インパルスが視床を通過中に情動特性を付与され、大脳皮質に伝わることで感情が生起され、一方では身体にも情報が送られて生理的変化が生じると主張

「刺激→感情の生起→生理的変化→表出行動」の順番で感情が経験される

系列位置効果

(the serial position effect)

単語の系列をリスト形式で被験者に提示した後、それらの単語を思い出したまま再生させると、提示した順番によって単語の再生されやすさが変化するという効果

初頭効果(系列の最初に提示された刺激が再生されやすい)と親近効果(複数の刺激を処理する場合に、最後に知覚した情報が記憶に残りやすい)がある

ケース・フォーミュレーション

(case formulation)

相談者が抱える心理的な問題について、問題を生じさせる要因、問題を維持している要因、症状の特徴、相談者自身の特性を個別にアセスメントし、介入の対象となる問題の成り立ちを説明する仮説を立てて、介入に反映させること
言語相対性仮説

(Theory of linguistic relativity)

人の思考は母語によって決定されるか影響を受けるという仮説

言語相対性仮説を提唱したサピアとウォーフにちなみ、「サピアウォーフの仮説」ともいう

原始反射

(primitive-reflex)

脳幹や脊髄に反射中枢を持つ、胎児期から乳児期にかけて見られる反射

胎児のうちに獲得され、新生児期から確認することができ、乳幼児期に消失する

コールバーグの道徳性発達理論コールバーグが提唱した道徳性の発達に関する理論

人の道徳性(ある行動をするかどうかの判断)が段階を経て発達すると考え、道徳性が3つのレベルと6つの段階をもつと主張

関連語:ピアジェ

ゴーレム効果

(golem effect)

他人から期待されていないと感じることによってやる気をなくし、期待されなかったとおりパフォーマンスが低下するという効果

ピグマリオン効果とは逆の効果

関連語:ピグマリオン効果

刻印付け

(imprinting)

ローレンツらが提唱した、特定の時期に特定の刺激に対する反応として生じた行動が、反復や経験、報酬なしに長期間持続する現象

刷り込みともいう

スポルディングが発見し、ハインロートが再び指摘し、ローレンツが離巣性の鳥類の刻印づけに関する研究を発表

心の理論

(theory of mind)

ある人が、自分以外の他人の心を類推して理解する能力

「他人の気持ちを理解する能力」や「ある人が自分や他人に心的状態を帰属すること」などと説明されることが多い

古典的条件付け

(classical conditioning)

無条件刺激と任意刺激を対呈示することで、無条件刺激で生起する無条件反応を、元々は中立的な任意刺激に対する条件反応として起こるようにする手続き

行動心理学の基本理論の一つで、人を含む動物に生まれつき備わっている反射を基礎として行動を習得させる方法

関連語:パブロフ、オペラント条件付け

心理学用語:さ行

さ行の心理学用語です。

用語説明
ザイアンス効果

(zajonc effect)

同じ対象と接する回数が増えるほど、その対象の印象や評価が高まる効果

単純接触効果ともいう

サイコロジカル・ファーストエイド

(Psychological First Aid:PFA)

苦しんでいる人、助けが必要かもしれない人に、同じ人間として行う、人道的、支持的な対応(心理的応急処置
作業検査法

(Performance testing)

被検査者に単純作業をしてもらい、作業量の推移や結果から性格特性を把握する心理検査

言語能力に依存せず回答バイアスが生じにくい長所がある一方で、検査から得られる情報は被検査者の側面の一部のみで、得られる情報が多くないという短所がある

産業保健労働者(従業員)の安全と健康を確保しながら生産性の向上を図るために企業が実施する保健活動
ジェームズランゲ説アメリカの心理学者ジェームズ,W.とデンマークの心理学者ランゲ,C.が提唱した感情に関する説

末梢起源説ともいう

大脳の感覚皮質が刺激を知覚して生理的反応が起こり、その反応が脳に知覚されて感情が生じると考え、生理的変化が生じた後に感情の変化が起こると主張

「刺激→生理的変化→表出行動→感情の生起」という順番で感情が経験される

自己効力感

(self efficacy)

ある状況において、自分が行動の主体であり、行動をコントロールできており、外部からの要請にも対応できるという自分自身の認知

セルフ・エフィカシーともいう

バンデューラが、社会的学習理論を発展させた社会的認知理論の中で提唱した概念

質問紙法

(questionnaires)

アセスメント(臨床心理査定)で用いられる心理検査のうち、質問紙に記載された定型的な質問項目に回答してもらうことにより、解答結果からアセスメントに資するデータを得る心理検査

集団で実施しやすく、客観的な測定や統計的な解析ができる長所がある一方で、回答バイアス(被検査者の故意または無意識による回答の偏り)が生じ、無意識の側面が測定できない短所がある

関連語:心理検査、投影法、作業検査法

児童虐待

(child abuse)

父母などの保護者から子どもに対する身体的虐待、性的虐待、ネグレクト、心理的虐待の総称
自閉症スペクトラム障害

(Autism Spectrum Disorder:ASD)

DSM-5(精神障害の診断と統計マニュアル第5版)で神経発達症群に分類される診断名の1つ

「社会的コミュニケーションの障害」や「限定された興味」などの状態を連続体(スペクトラム)して包含する障害

ICD-10やDSM-Ⅳにおける従来の発達障害の診断基準カテゴリーである「広汎性発達障害(PDD)」とは似た概念

社会的促進

(social facilitation)

何らかの課題に取り組むときに、周囲に他人がいる方が課題の遂行量が増加したり、成績が上がったりする現象

オルポートが提唱

社会的抑制

(social inhibition)

何らかの課題に取り組むときに、他人が存在することで遂行量が低下する現象
集団極性化

(group polarization)

集団における意思決定で、通常では考えられないほど「極端に危険」または「極端に保守的」な方向へ向かう現象

社会心理学においては、集団による意思決定が必ずしも「うまくいかない」または「良い結論に至らない」という研究結果が無数に発表されているが、その原因の一つが、集団で意思決定を行う場合、個人の意見・判断・感情・行動傾向などが、集団内の討議などを繰り返すうちに当初よりも極端な方向に傾いてしまう集団極性化

自律神経系

(autonomic nervous system)

末梢神経系のうち、血圧、呼吸数、消化・吸収など体内の特定の活動を自律的に行う神経系

人の生命維持に必要な機能の制御に関与しており、意識しなくても自動的(自律的)に機能

交感神経系(ストレス状況下や緊急事態に体の状態を調節する神経系)と副交感神経系(日常場面で体の内部の活動を制御する神経系)の2つに分類

新生児模倣

(neonatal imitation)

メルツォフらが報告した、生まれたばかりの赤ちゃん(新生児)が、舌出し行動など他人の顔の動きを模倣する現象
心的回転

(mental rotation)

心の中に思い浮かべた心的イメージ(心の中に思い浮かべることができる視覚的な映像)を回転変換する認知機能

メンタルローテーションともいう

「ある物体を回転させるとどのように見えるか。」という課題に対して、実際に物体を動かさなくても、心の中に思い浮かべた視覚的イメージを回転させることで判断する機能

心理的離乳

(psychological weaning)

青年期の子供が、心理的・精神的な依存対象であった親から離れて自立する過程を表す心理学用語

青年期における子どもの精神的自立が、乳児の母乳やミルクからの離脱である離乳と似ていることから、ホリングワースが命名

スーパーの発達理論スーパーが提唱した発達理論

ギンズバーグのキャリア発達理論などの研究を発展させて人生を5つの発達段階に分け、人が、各段階の発達段階に取り組むことで人間的な成長を遂げると主張

スチューデントアパシー

(student apathy)

大学生が、本業である学情に対する意欲を喪失して無気力・無関心になり、その期間が継続している状態

学生の無気力症候群ともいう

退却神経症のうち、大学生特有の無気力・無関心な状態を表すもの

自動思考

(automatic thought)

認知行動療法における概念の一つで、ある状況に置かれたときに、意思とは無関係に瞬時に頭に浮かぶ思考

自動思考によって浮かんだ考えやイメージは、言動や態度に影響を及ぼす

ストレンジシチュエーション法

(Strange Situation Procedure)

エインスワースが開発した、赤ちゃんと母親(養育者)のアタッチメントの発達や類型を明らかにする実験観察法

「新規場面法」や「奇異な状況(観察法)」ともいう

1歳未満の赤ちゃんを対象として、実験室(奇異な状況)における母子分離と再会、他人の介入などに対する赤ちゃんの反応を組織的に観察する

関連語:ボウルビィ、愛着

生理的早産

(physiological prematurity)

人の赤ちゃんが、他の離巣性の哺乳類と比較して未熟な状態で生まれてくることを表す心理学用語

ポルトマンが、人が生まれたばかりの頃から自立した生活を送るには約21ヶ月の胎内生活が必要なところ、実際は約10ヶ月という短い期間で生まれてくると主張し、人の赤ちゃんが生まれた状態を生理的早産と表現

セリエのストレス理論セリエが提唱したストレスに関する理論

外部環境からの刺激によって生じる歪みに対する非特異的な反応を「ストレス(ストレス反応)」と呼び、ストレスを引き起こす外部環境からの刺激をストレッサーと定義

ストレス反応は、ストレッサーにさらされた生体が、有害な刺激に適応しようとする生化学的反応だと主張

選択的注意

(selective attention)

感覚器官で知覚した外界の情報(刺激)のうち、一部の情報だけを選択して注意を向ける認知機能

関連語:カクテルパーティー効果

心理学用語:た行

た行の心理学用語です。

用語説明
対象喪失

(object loss)

ある人にとって大切なものを失うこと

「対象」とは、その人と情緒的に強く結びついているもののことで、人に限らず、漫画やアニメなどの空想増の人物、ペット、定年まで勤めあげた会社、長年愛用していた道具、自身の健康、住み慣れた地域、自己イメージなども「対象」となる

知的障害

(intellectual disability)

発達期に生じる障害であり、知的能力全般(判断・理解・記憶・思考・知覚)の発達が遅れた水準に留まり、社会生活への適応に支障が出た状態
中途障害者

(handicapped-person)

生まれた後に病気や事件・事故などによって障害を負った人
DSM-5

(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders 5:DSM-5)

アメリカ精神医学会が出版している、精神障害の診断のための共通言語と標準的な基準を示した書籍の第5版

DSM-Ⅰの出版以降、発達障害などに関する新たな知見や研究結果を参考に改定が繰り返され、現在はDSM-5が最新

投影法

(projection)

多義的かつ曖昧な刺激を提示し、被検査者の連想や反応から性格特性を把握する心理検査

被検査者の無意識の側面を測定できる長所がある一方で、集団実施が困難で、解釈に検査者の主観が入り込みやすい短所がある

特性論

(Characteristic theory)

個人の特性をパーソナリティを構成する要素とし、特性の組み合わせや配分によってパーソナリティを理解しようとする考え方

パーソナリティを特性に分類し、各特性をどれくらい持っているかによって量的に分類すること

パーソナリティの特徴を詳細に把握できるが、全体像はつかみにくい

関連語:類型論

特別支援教育

(special needs education)

特別支援学校などで実践される教育内容

心理学用語:な行

な行の心理学用語です。

用語説明
内言

(inner speech)

音声などを伴わない思考のための内的な言語活動であり、そこで用いられる言語(思考や概念など)

内言語ともいう

「音声や書字などで外部へ表出される言語(外言、外言語)」と同じ形式の言語が内なる発話として表出されることもあれば、思考やイメージなど言語以前の形式で行われることもある

関連語:外言語

内発的動機づけ

(intrinsic motivation)

外部からの刺激ではなく、内から湧いてくる興味関心や楽しみなどからもたらされる動機づけ

金銭や賞罰などを期待してではなく本人が自らの意思で開始して持続させるのが、内発的動機づけによる行動

関連語:外発的動機づけ

認知的不協和

(cognitive dissonance)

フェスティンガーが提唱した複数の矛盾する認知を抱えた状態を表す社会心理学の用語

フェスティンガーは、ある対象に関する複数の認知の間に矛盾がある場合を不協和状態と呼び、その状態を解消しようとする心理作用を示した認知的不協和理論を提唱

認知バイアス

(cognitive bias)

社会心理学や認知心理学において、無意識的に生じる認知の偏りを表す概念

社会的認知のバイアスともいう

脳の機能局在論

Theory of localization of brain function

脳(主に大脳皮質)が部位ごとに異なる機能を司っていると考える理論

ブロードマンが脳地図を作成

脳波

Electroencephalogram:EEG)

人の脳で生じる電位変動(電気活動)について、頭皮上などに設置した電極で記録したもの

脳波の周波数には、α波、β波、γ波、δ波、θ波がある

心理学用語:は行

は行の心理学用語です。

用語説明
パーキンソン症状パーキンソン病の患者に見られる症状

運動症状(静止時(安静時)振戦、無動(アキネジア)、筋固縮(筋強剛)、姿勢反射障害)と非運動症状(自律神経症状、認知障害、嗅覚障害、睡眠障害、精神症状、疲労、疼痛、体重減少)に大別される

ハーズバーグの動機づけ・衛星理論ハーズバーグが提唱した、仕事への満足や不満足を生じさせる要因(モチベーション)に関する理論

1959年に刊行された「作業動機の心理学(The Motivation to Work)」で発表

バウムテスト

(baumtest)

コッホが考案した、樹木を描くという投影法(投影樹木画法)のパーソナリティ検査

樹木画テストともいう

被検査者の内面(無意識)を探ることを目的として作成された心理検査

「1本の実のなる樹木を描くだけ」の簡便かつ迅速に実施できる

発達加速現象

(acceleration)

世代が新しくなるにつれて個体の身体的発達が速くなる現象

身長や体重の増大だけでなく、初潮や精通の開始時期の低年齢化なども含まれる

全ての国や地域で一様に見られるのではなく、都市化が進んでいる地域に顕著に見られ、都市化が進んだ地域では停止傾向にある

発達障害

(developmental-disorders:DD)

脳機能の障害により、身体、学習、言語、行動などの一連の症状が低年齢で発現し、持続する状態
発達性運動協調障害

(Developmental coordination disorder:DCD)

年齢や能力から期待されるよりも、協調運動がぎこちない(不正確)もしくは難しい(困難)障害
発達の最近接領域

(zone of promaximal development:ZPD)

ヴィゴツキーが提唱した、子どもの「現時点での発達水準」と「潜在的な発達可能水準」の間に存在する領域

子どもの知的発達水準の変容を捉える概念

パニック障害

(panic disorder:PD)

パニック発作、予期不安、広場恐怖という3つの症状を特徴とする病気

不安障害に分類される精神障害の一つ

予期しないパニック発作が繰り返し起こり、1か月以上の間、発作の心配をしたり、発作を恐れて行動を変えたりする場合に診断

バランス理論

(balance theory

ハイダーが提唱した、対人関係における人の心理状態に関する理論

人が「認知の主体である自分」、「自分と関係のある他人」、「認知の対象である事物」の認知関係のバランスがとれた状態を好み、バランスが崩れると何とか回復させようとすると主張

ハルの動因低減説ハルが提唱したモチベーションに関する理論

「動因(人の行動を方向付けるエネルギー)を低減する行動が強化される」、つまり、行動がある刺激によって生じ、結果として動因が低減した場合、その行動は同じような刺激でも再び生じやすくなると主張

ハロー効果

(halo effect)

ある対象を評価するときに、対象が持つ顕著な特徴に引きずられ、その他の特徴の評価が歪められる効果

後光効果、光背効果、ハローエラーともいう

バンデューラの社会的発達理論バンデューラが提唱した学習理論

バンデューラは、学習者自身が直接経験しなくても、他人の行動を観察したり模倣したりすることでも学習が成立すること(観察学習、モデリング)に着目し、社会的学習理論を提唱

関連語:自己効力感、モデリング、観察学習

ピアジェの発生的認識論ピアジェが提唱した、認知発達に関する理論

人は発達段階に応じたシェマ(外界を理解する枠組み)を持ち、発達とはより高次のシェマを獲得することであり、高次のシェマを獲得すると、認知が質的に変化して以前の認知に戻ることができなくなると主張

人の認知発達は一定の方向へ段階的に進んでいくと考える

P-Fスタディ

(Picture-Frustration Study)

欲求不満状況(何らかの妨害または障害で欲求が充足できないことによる、苛立ち、挫折、失望などの不快な感情を抱いた状況)に対する反応傾向によって、被検査者のパーソナリティを把握する投影法の心理検査

ローゼンツァイクが、TATと自由連想法を参考にし、欲求不満耐性理論に基づいて作成

2人の登場人物が描かれた24場面(欲求不満状況)のイラストを被検査者に呈示し、登場人物の一人の吹き出しに「この人ならどう答えるか」を記入させ、怒り・適応性・攻撃性などの性格特性を分析・解釈

ひきこもり様々な要因が複雑に絡み合って社会参加の機会が狭くなり、家族以外との親密な人間関係を持たず、自宅以外の生活の場を失って長期的に社会参加をしていない状態

ネガティブな文脈で語られることが多いが、本人にとっては、自分では対処できないストレスから身を守るために自分の殻に閉じこもる行為

ピグマリオン効果

pygmalion effect

他人から期待されることにより、期待された成果を出すという効果

ローゼンタールが発見したことから「ローゼンタール効果」、ローゼンタールが行った教師と生徒を被験者とする実験から「教師期待効果」ともいう。

ピグマリオンは、古代ローマの詩人オウディウスが著した「変身物語」に登場するギリシャ神話の王

関連語:ゴーレム効果

ビッグ5

(big 5)

心理学における性格分類の一つで、人の性格(パーソナリティ)の特徴を5つの(因子、特性次元)で表すことができるというパーソナリティ理論

特定5因子モデルともいう

パーソナリティが5つの因子で表現されるという性格の5因子モデルが提唱された後、ゴールドバーグが「ビッグ・ファイブ」というパーソナリティ理論として確立

プライミング効果

(priming effect)

先行刺激(プライム、学習や記憶の課題など)の処理が、無意識のうちに後続刺激(ターゲット)の処理に影響を与える効果

先行刺激呈示効果ともいう

フロイトの心理性的発達理論フロイトが提唱した、人の発達段階(人格形成)に関する理論

人の行動の基盤に性的欲求(リビドー、無意識の動機)を想定し、発達に伴って性的欲求が充足される身体の部位が変化することで、その部位に対応した人格が形成されると主張

エリクソンの心理社会的発達理論に影響を及ぼす

関連語:エリクソン

文脈効果

(context effect)

対象となる刺激(情報)の持つ意味が、前後の文脈や状況などの影響を受けて変化すること
ペアレントトレーニング

(parent training)

発達障害の子供の親を対象とした、子供の行動を変えるテクニックを身につけるためのトレーニング

子供の好ましい行動を増やし、好ましくない行動を減らすためのテクニックを、親が修得することを目指す

傍観者効果

(bystander effect)

事故や事件を目撃するなどし、他人を援助すべき状況であると認識しているにも関わらず、自分以外の傍観者が大勢いることで行動が抑制されるという集団心理

ラタネとダーリーが提唱

関連語:集団心理、キティ・ジェノヴィーズ事件

心理学用語:ま行

ま行の心理学用語です。

用語説明
マクレガーのXY理論マクレガーが著書「企業の人間的側面」の中で提唱した、人の行動を考えるための人間観や動機づけに関する2つの対立的な理論

マズローの欲求段階説に基づいて人間観を説明し、マネジメント理論を展開

関連語:マズローの欲求5段階雪

マクレランドの欲求理論マクレランドが提唱した、達成動機(モチベーション)に関する理論

ある社会に所属する人の達成動機がその社会の活性化につながり、ひいてはより大きな社会の経済成長や発展をもたらすと主張

人の行動には、達成動機、権力動機、親和動機の3つの動機(欲求)が存在(後に回避動機を追加)し、そのうちの1つが個人の人格や経験などの影響で優勢に現れると説明される

マズローの欲求5段階説マズローが、人の欲求を5段階の階層で理論化したもの

下位から生理的欲求、安全欲求、社会的欲求、承認欲求、自己実現欲求

後にごくわずかな人だけが到達できる6段階目(自己超越欲求)を設定

マターナル・デプリベーション

(maternal deprivation)

ボウルビィが提唱した、愛着形成や心身の健全な発達に必要な発達初期における、養育者との心理的・情緒的相互作用が著しく阻害された状況

母性剥奪ともいう。

類義語:ホスピタリズム

目標設定理論

(goal setting theory)

ロックとレイサムが提唱した、目標設定という要因に着目したモチベーション(動機づけ)理論

バンデューラが提唱した自己効力感という概念を組織の人材管理に応用し、目標設定によって人材のモチベーションが変動すると主張

物の永続性

(object permanence)

視界から消えた人や物などの対象が存在し続けているという概念であり、そのことを認識する能力のこと

対象の永続性ともいう

例えば、見える場所にぬいぐるみを置き、箱をかぶせて見えなくしたときに、ぬいぐるみが箱の中で存在し続けていることや、それを認識する能力が物の永続性

関連語:ピアジェ

モラトリアム

(moratorium)

アイデンティティ確立のために自分自身を見つめなおし、生き方や価値観、職業などを決めるために、社会へ出て義務や責任を担うことが社会的に猶予された期間

関連語:アイデンティティ、モラトリアム人間

森田療法

(morita therapy)

日本の精神科神経科医であった森田正馬(もりたまさたけ)によって開発された(森田)神経質に対する精神療法

(森田)神経質、社交不安症、強迫症、全般不安症、パニック症・広場恐怖症、身体症状症、うつ病(長引く場合)、不登校、引きこもりなどの治療に活用

元々は入院治療が主だったが、現在は軽度であれば通院と服薬が主流

心理学用語:や行

や行の心理学用語です。

用語説明
ユングの発達理論ユングが提唱した発達理論

人の発達(人生)をサイクルとして捉えた最初の理論とされる

人のライフサイクルを太陽の一日の運行(日の出から日の入りまで)になぞらえて「少年期」、「成人前期」、「中年期」、「老年期」の4つに分類し、半円の図で表示

半円の左半分が太陽が昇っていく午前(少年期と成人前期)、真ん中が正午、右半分が太陽が沈んでいく午後(中年期と老年期)

各時期の間には転換期という危機が設定され、人生の中で問題が多いのは成人前期と中年期、人生の危機の中で特に大きな危機が人生の午前から午後へと移行する「中年期の転換期」と主張

心理学用語:ら行

ら行の心理学用語です。

用語説明
類型論

(typology)

パーソナリティをいくつかの類型(カテゴリー)に分け、類型に個人を当てはめてパーソナリティを理解しようとする考え方

パーソナリティをいくつかのカテゴリーに分けて質的に分類すること

個人のパーソナリティの全体像を大まかに理解できるが、ステレオタイプ的な見方(偏見)につながりやすい

関連語:特性論

療育手帳

(special education recordbook)

知的障害児(知的障害者)の福祉向上を目的として、一貫した指導や相談を行い、各種援助を受けやすくするために発行される手帳
レット症候群

(rett syndrome)

女児のみが発症し、一度獲得した言語能力や運動能力、知的機能のがある時期を境に失われていくことと、特異な動作を特徴とする進行性の神経疾患

レットが報告したことで「レット症候群」と呼ばれる

レディネス

(readiness)

教育や学習による行動変容が効果的に行われるための、心身の準備態勢

ゲゼルが、発達理論の一つ「成熟論(成熟優位説)」で提唱

レビンソンの発達理論レビンソンが、中年男性のインタビュー調査の結果などに基づいて提唱したライフサイクル理論(発達理論)

人の生涯が季節と同じようにサイクルで捉えることができるとして人生を四季に例える

人生は、約25年間継続する発達期(安定期)が繰り返され、各発達期は約5年間の過渡期(移行期、転機、トランジションとも訳される)でつながっていると主張